政治意識 political awareness 2004 1 22
今という時代は、政治意識が、問われている時代なのです。
現代の独裁者は、選挙で選ばれてから、独裁者になっているのです。
歴史を振り返れば、こんなことがありました。
1933年、政権を握ったヒトラーは、議会を解散しました。
そして、選挙期間中に、国会放火事件が起きると、
これを、共産党の陰謀(真相は不明です)として、共産党を弾圧したのです。
選挙で圧勝したナチス党は、
1933年3月、「全権委任法」を成立させたのです。
この「全権委任法」とは、
ヒトラーに対し、議会の同意なしで、
自由に法律を制定する権限を認めるものです。
ヒトラーは、彼の著書「我が闘争」で、このように書いています。
「民衆の圧倒的多数は、
冷静な熟慮より、
むしろ、感情的な感じで考え方や行動を決めるという女性的素質を持っている。
大衆の受容力は、非常に限られており、
理解力は小さいが、
そのかわり、忘却力は大きい。
効果的な宣伝は、重点を、うんと制限して、
そして、これをスローガンのように利用し、
継続的に行なわなければならない。」
これを、「狂犬が、やったことだ」と言うのでしょうか。
しかし、狂犬にかまれた者も、その狂気が移るのです。
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6 = First World War 第一次世界大戦
6 = Second World War 第二次世界大戦
歴史は繰返す。
しかし、歴史を学ぶ者には、不幸な歴史は繰返すことはない。
民主主義においては、
民主主義教育が重要です。
「民主主義の学校」が必要です。
国民の政治意識が低ければ、ヒトラーを国民が作るのです。
ヒトラーは、国民によって、作られたのです。